お酒
赤ワイン初級者も大満足!とにかく飲みやすい赤ワイン6本セット
2021/07/12
おいしいワインが飲みたい! でも、何をどう選んで良いかわからない…。
そんな悩める方のために、毎月、その時期にぴったりのワインを厳選し、飲みごたえ大満足のセットにしてみました。
なぜこれらを選んだのか?ワイン愛にあふれるスタッフがたっぷり語ります!
1.飲むなら、休前日がおすすめ!美味しすぎて思わず1本空けてしまいました!
こんにちは、吉森です。
ブドウの品種の違いを楽しむ飲み比べセットをお届けします! 今回は6本すべて赤ワイン。「ちょっと赤は苦手かも…」と躊躇することなかれ。実は私も渋みのあるワインはあまり得意ではありません。でも、ワインは好きだし、とくに冬場になると赤ワインが飲みたくなる。では、自分にとって飲みやすい赤ワインって? いくら飲みやすくても、味わいが薄くて酸っぱさが際立つ感じのテイストでは余韻がなくて物足りない…。いろいろ考えて試してたどり着いたのが、まさにこの6本!
タンニン(渋み)が少なめだけれどブドウの濃縮感がしっかりと感じられ、しかも料理に合う。そんな赤ワインをご用意しました。
なかでもイチオシは「クマ オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン」。10月号でもご紹介した絶品☆オーガニックワインです。「クマ」とはアルゼンチンの先住民、アイマラの言葉で「クリーンでピュア」という意味なのですが、その言葉どおりの味わいで、クセが無く飲みやすい味わいです。先日もわが家でチーズをお供に飲み出したら止まらなくなり、冷蔵庫にあった和洋中のあれこれを小出しで食べては飲みを続けていたら、平日の晩にもかかわらず、美味しすぎて思わず1本空けてしまいました! 飲むなら、休前日をおすすめします(笑)。
飲みやすく美味しいという点では、「クネ アラーノ オーガニック テンプラニーリョ」も同じ。テンプラニーリョはスペインワインにはよく使われる品種で、パワフルで飲みごたえのある味わいが魅力。一緒にいただくなら、ジンギスカンやボロネーゼ、蒲焼きなどが合いますよ。
クマ オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン
- 原産国
- アルゼンチン
- 種類
- 赤、フルボディ
- ブドウの品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン
クネ アラーノ オーガニック テンプラニーリョ
- 原産国
- スペイン ピニェードス・デ・エスパーニャ
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- テンプラニーリョ
2.すき焼き、肉じゃがetc. あったか~い和食と楽しみたい美味なる2本
今回のワインはいずれも料理に合いますが、冬のあったか料理との相性は格別。例えば、「山梨県収穫 ベーリーA ヴィンテージ」はすき焼きのお供にぴったり。マスカット・ベーリーAと呼ばれるブドウ自体に甘みとうまみがあり、それがすき焼きの甘辛い割り下にマッチ。しかも、タンニンが少なく軽やかな味わいなので、ついついグラスが進みます。
そもそもマスカット・ベーリーAは、新潟県の岩の原葡萄園創設者である川上善兵衛氏によって、1927年に開発された日本のブドウ。アメリカ系ブドウのベーリーと、ヨーロッパ系ブドウのマスカットハンブルグを交配させて生まれました。現在では日本全国で栽培されていますが、大半は山梨県でつくられています。日本原産だけにマスカット・ベーリーAのワインは和食との相性が良く、なかでも出汁や醤油、みりんを使ったタレ系の味とはとても合います。
和食に合うワインといえば、「フォルタン リトラル メルロ」もおすすめ。ブドウの品種の中でもこくまろ系に分類されるメルロを使っており、口に含むとやわらかい果実味が広がります。まろやかでやさしい味わいは、肉じゃがなど煮込み料理と相性抜群。
ちなみに、ラベルを切り抜いて描かれたタコは、ワイナリーのある南フランスの港町・セートに由来します。セートの漁師たちを支えてきた地中海の豊かな海の幸、とりわけタコはワインとともに古くからセートの人々に親しまれてきたとか。そんな歴史や文化もラベルから紐解けるのがワインの魅力の一つですね。
山梨県収穫 ベーリーA ヴィンテージ
- 原産国
- 日本 山梨県甲州市
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- マスカット・ベーリーA
フォルタン リトラル メルロ
- 原産国
- フランス
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- メルロ
3.なぜ自転車? 味はもちろん、ラベルの絵に込められた作り手の思いにも感動!
ワインのラベルには、歴史や文化だけでなく、作り手の思いも込められています。今回のセットに入っている「コノスル マルベック ビシクレタ レゼルバ」と「コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ」にはどちらも自転車が描かれていますが、これにも深い意味が! 実は、自転車はコノスルの「環境への取り組み」を象徴しているのです。
もともと「南米大陸から世界に向けて、ニューワールドワインの魅力を発信していこう!」というビジョンをもって設立されたコノスルは、革新的な取り組みを次々と行ってきました。環境を守り、持続可能な農法を実現するために、広大なブドウ畑の移動にも車ではなく自転車を活用。また、ボトルの重さも通常品よりも15%軽くしたり、ラベルは再生紙を活用して環境に配慮したインクを使用したりなど、徹底したCO2削減に取り組んでいます。そうした姿勢のシンボルとして、ラベルには自転車が描かれているのです。
もちろん、ワイン自体も革新的なおいしさ♪ マルベックを使った前者は、ジューシーで果実味が濃厚。実際、色も濃く、重みのある味ですが、タンニンはやわらかいので、心地よい余韻を楽しめます。一緒にいただくなら、こっくりとした味わいの洋風の鍋料理などがおすすめ。一方、ピノ・ノワールを使った後者は酸味とタンニンのバランスが良く、エレガントな味わいなので、牛しゃぶなどのややあっさりとした料理がマッチすると思います。ぜひお試しあれ!。
コノスル マルベック ビシクレタ レゼルバ
- 原産国
- チリ
- 種類
- 赤、フルボディ
- ブドウの品種
- マルベック
コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ
- 原産国
- チリ
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- ピノ・ノワール
販売促進課 課長 吉森久修
入社2年目から店長を務め、これまでに練馬、中野、世田谷、渋谷など10店舗ほど経験。現場でお客様に教わることも多く、赤ワインに目覚めたのもお客様からコノスルのワインをすすめられたことがきっかけ。以来、ワインの虜に。料理と一緒に合わせて、楽しい食事にしてもらうことを願い、現場で培った経験をもとにわかりやすくワインを解説します。