連載企画
『父の日』にプレゼントをもらえず、は18.3%! お父さんの本音にずばり直撃。 ― カクラボ調査隊
2021/05/21
毎年6月の第3日曜日は「父の日」。家族を支えてくれるお父さんに日頃の感謝を伝える日だが、5月の「母の日」に比べるとやや影が薄い。「母の日」にはカーネーションという大定番があるが、「父の日」のプレゼントには何を贈ったらよいのかわからないと悩む人も少なくない。そこでカクヤス調査隊では、カクヤスメールマガジンに登録している“お父さんユーザー”を対象にアンケートを実施。「父の日」のプレゼントについての本音を聞いてみた。
やっぱり「お酒」が一番のプレゼント?!
忘れられないのは似顔絵や手紙
まず、「父の日」にプレゼントをもらったことがあるかを“お父さんユーザー”に聞いたところ、8割以上の人がプレゼントをもらった経験があった。
その中で、一番うれしかったものを問うと、なんでも酒やカクヤスのユーザーだけあって、「お酒」と回答する人が多く、特に「ウイスキー」がダントツの多さだった。なかには、「YAMAZAKURA rare old whisky 250周年記念ボトル」や「山崎18年」「白州18年」など具体的に商品名を挙げる人も。普段の晩酌ではなかなかお目にかかれない超高級ウイスキーだけに、記憶に残るプレゼントになったのだろう。
記憶に残るといえば、子どもが書いてくれた「似顔絵」や「手紙」も然り。「仕事から帰ってくると、子どもがリビングから走ってきて、似顔絵を満面の笑みで持って来てくれた」「娘から、育ててもらった感謝の手紙がテーブルに置いてあり、感動した」などのエピソードもあって、忘れられないプレゼントになっているようだ。
逆に、もらって困ったものがあるかを聞いたところ、約1割の人が「ある」と回答。具体的には、「好みでない洋服」「苦手なお酒」など、自分の趣味趣向に合わないものを挙げている人が多くみられた。
では、どんなものが父の日のプレゼントとして喜ばれるのか。どうやら「お酒」がもらってうれしいプレゼントのようだ。実に半数近くの人がそう回答している。次いで、「モノはいらないが、感謝の言葉」で、「特にいらない」という人も1割いた。また、「こだわらない」「なんでもよい」という回答もあり、気持ちが伝わるのであれば、モノにはこだわらないという懐の深さがうかがえる。
「母の日」との扱いの違いに
父としてちょっぴり寂しさも
そんな心の広い一面がある一方で、「母の日」との扱いの違いに対してはちょっぴり心穏やかではない“お父さんユーザー”もいるようだ。
自身の家庭において「父の日」と「母の日」の扱いに違いはあるかを問うたところ、「父の日のほうが盛大に祝っている」または「父の日のみを祝っている」は合わせて2%だったのに対し、「母の日のほうが盛大に祝っている」または「母の日のみを祝っている」が合わせて33%だった。つまり、父親の目から見て、「母の日」のほうが「父の日」よりも家族の一大イベントになっていると感じているということだ。
実際、自由回答の欄にも「母の日は忘れないのに、父の日は忘れがち…」「父の日は何も祝ってもらったことがない」など愚痴めいたコメントもちらほら。
そこで、「母の日のほうが盛大に祝っている」または「母の日のみを祝っている」と回答した“お父さんユーザー”に対して、正直なところ、どう感じているかを聞いたところ、「このままでよい」が67%で圧倒的に多かったが、「母の日までとはいわないが、もう少し父の日も祝ってほしい」と回答した人が24%いた。ちなみに、「母の日と同じように祝ってほしい」と回答した人はわずか7%。「母の日」と「父の日」の扱いの違いは感じるものの、「仕方ない」という諦念にも似た思いがあるのかもしれない。
「父の日」にしたいことは
親子で酒を酌み交わすこと
今回、「父の日」にまつわるエピソードや「こうあったらいいな」という理想のプランを募集したところ、さまざまな話が寄せられた。
まずは感激した話をご紹介。「娘が社会人一年目の給与で、高級レストランでお食事会を開いてくれた」「息子が卒業した年の父の日にもらった手紙がとてもうれしかった」「自分の父に、成人してから初めて贈ったウイスキーにうれしそうにしていた父の顔が忘れられない」など、人生の節目に贈った父の日のプレゼントはかけがえのないもののようだ。なかには、「子どもが生まれた日が父の日だったので、子どもは最高のプレゼント!一生の宝物です!」と自らが父になったことで、「父の日」のプレゼントのうれしさを語る人も。これは一生忘れられない話だろう。
次にクスッと笑える話や苦笑い話を。「娘二人からまったく同じプレゼントをもらった」「食事会のシャンパンを娘と息子が持ち寄り、開けたら同じだった」は、きょうだいだからこその“あるある話”かも。「高すぎるレストランへ招待され、結局、子どもたちだけではお金が足りず、自分で支払うことに」というエピソードには心当たりがある人も少なくないのでは。
最後に理想のプランを。コロナ禍ゆえ、「遠方にいる息子も交えて飲食したい」というのもあれば、「孫たちも入れて、ライブを開催する」という素敵なアイデアもあって夢は広がる。だが多かったのは、「子どもと一緒に酒を飲む」「プレゼントは特にいらないが、父の日だから一緒に飲もうで十分」というお酒がつなぐ親子のひととき。「親父が生きていたら、焼鳥屋で一杯酒を酌み交わしたい。若かりし頃、一緒に飲んだ時の親父の自慢げな顔が忘れられない」という思い出話にはしみじみとさせられる。
今年2021年の「父の日」は6月20日だが、さてどうする?
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2021年4月21日(水)~4月25日(日)
【回収サンプル数】788