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コロナ後の居酒屋選びを調査。初めての居酒屋は情報サイトより「外観」で決める!― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2023/08/03

コロナ後の居酒屋選びを調査。初めての居酒屋は情報サイトより「外観」で決める!― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

コロナ禍がようやく落ち着き、街にはコロナ前のような賑わいが戻ってきた。「待ってました!」とばかりに居酒屋へ繰り出す人も多いことだろう。

しかしながら、コロナ禍を経てライフスタイルが変わり、価値観が変容した今、愛飲家たちのお店選びにも変化があったのでは?

そこでカクラボ調査隊では、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、最近の居酒屋選びについて大調査。愛飲家たちから愛される店の傾向を探ってみた。

「お酒」よりも「“売り”の料理」を重視

まず、コロナ前とコロナ後で居酒屋の店選びが変わったかを聞いてみたところ、「変わらない」が64%、「変わった」が36%と変わった人は4割近くに上った。

コロナ前とコロナ後で居酒屋の店選びは変わりましたか。

では、店選びで重視する点は何なのか。複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのは「店の雰囲気」(62%)。次いで僅差で「“売り”の料理」(61%)、そして「コストパフォーマンス」(50%)という結果になった。

店選びで重視する点は何ですか。※複数回答可

興味深いのは、「お酒のラインナップ」(43%)よりも「“売り”の料理」(61%)が上回っていることだ。つまり、その店ならではの料理で店を選んでいる人が多いということだ。

ちなみに、「話題性」を挙げた人はわずか1%。愛飲家にとって、「話題性」よりも自分自身が感じた「店の雰囲気」が大事らしい。

その証拠に、初めて入る居酒屋はどのようにして選ぶかを複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのが「お店の外観(佇まい、看板、のぼり、メニュー)」(64%)。実際に自分の目で見て、店の雰囲気を判断して、入店するかどうかを決めているようだ。

初めて入る居酒屋は、どのようにして選びますか。※複数回答可

なお、今回のアンケート回答者の平均年齢は50.7歳と比較的高めだったこともあり、「SNS」は10%にとどまった。とはいえ、中高年層にもスマートフォン保有が定着し、ネットでの情報収集に活用しているせいか、「グルメサイト(食べログ、ぐるなび、など)」を使って店選びをする人は54%に達した。

その一方で、かつては情報収集の王道だった「テレビ番組、書籍、雑誌」は7%と低調だった。

こうした結果から、居酒屋選びの基準はコロナ前とコロナ後で大きく変わらないものの、店選びの手段には変化があったことが見てとれる。

愛される居酒屋の条件とは

愛飲家たちの居酒屋選びのさらなる本音を探るべく、こんな質問を投げかけてみた。

「もしも、この先、1軒だけしか居酒屋に行けないとしたら、どこに行きますか。店名とその理由を教えてください」。

店名については、個人経営の店もあればチェーン店もあり、いろいろ挙がっていたが、理由については、「料理がおいしいから」という回答が大半を占めた。しかも、具体的にメニュー名を挙げている人が多かった。

「餃子がうまいから」
「もつ煮込みがとてもおいしいから」
「焼き鳥がめちゃくちゃおいしいから」
「魚も新鮮でおいしいから」
「カレーがおいしい」
「お寿司がおいしい」
「もつ煮とマカロニサラダが絶品」etc.

ここに行かなければ味わえない「“売り” の料理」はやはり人を惹きつけるのだろう。これに加えて、「コストパフォーマンス」を挙げている人も多くみられた。

「料理がおいしく、コスパがいいから」
「抜群のコスパ」
「安くておいしい」
「料理もお酒も満足いく値段で提供しているから」etc.

もちろん、コストパフォーマンスの良さは大事だが、それだけで選ばれる店になるわけではない。接客も含めた「店の雰囲気」も重要だ。

「店内の雰囲気が良い。スタッフの教育がしっかりしている」
「女将さんの人柄が好き」
「接客が(上手下手ではなく)心地よい」
「店主夫妻の人柄のせいか、スタッフ全員のサービスが気持ちいい」
「店主、スタッフの対応が良いから、落ち着くので」etc.

結局のところ、「“売り”の料理」、「店の雰囲気」、「コストパフォーマンス」の三要素が揃うことが、愛される店の条件といえそうだ。

居酒屋は世界に誇れる日本の文化

今回、コロナ禍によって苦境に立たされた居酒屋に対して応援メッセージを募集したところ、多くのコメントが寄せられた。

みんなの居酒屋応援メッセージ

まずは、感謝の言葉からご紹介。

「コロナで大変だったでしょうが、続けてくださってありがとうございました!」
「お手頃価格でおいしい酒と料理をいつもありがとうございます」
「居酒屋さんで飲む時がダンナと一番よく『話す』時間です。お酒が入ると、シラフでは言い難い話もできたりします。居酒屋さんのおかげで熟年離婚にならないで済んでいるように思います(笑)。ありがとうございます!」

また、いかに居酒屋がかけがえのない存在であるかを語ったメッセージも少なくなかった。

「コミュニケーションの場として、またリフレッシュの場として必須の存在です」
「オレらの天国、応援してます!」
「いつも行く居酒屋も、初めて立ち寄る居酒屋も、同じくらい尊い存在」
「居酒屋は心のデトックス、オアシス!」
「家飲みの10倍のお金がかかっても、飲食店が大好きです。私にとって居酒屋は活力!趣味!人生を華やかにしてくれるテーマパークです!」

愛飲家だけでなく、お酒の飲めない人からも応援の言葉が届いた。

「お酒は飲めないけど、居酒屋の料理は大好きです(少しずつ色々なものが食べられるから)。厳しい時代ですが、頑張ってください」

最後に、すべてを総括するような居酒屋愛に満ちたメッセージを。

「居酒屋は世界に誇れる日本の文化の一つだと思う。酒好きはもちろん、酒が飲めない人間をも満足させる懐の深さが大好き。これからも多くの人の笑顔に寄り添う場であってほしい」

日本全国の居酒屋の店主&スタッフの皆さま、これからもがんばってください!


【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2023年7月6日(木)~7月9日(日)
【回収サンプル数】162

※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

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