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7割の人がレトロブームを体感! 愛飲家が語る昔懐かしい“レトロなお酒”とは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2023/02/16

レトロブームはお酒にも! 愛飲家が語る昔懐かしいお酒とは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

いま巷では、Z世代を中心に「レトロ」が大ブーム。昭和30年代の昭和ノスタルジーに始まり、バブル期の80年代、平成が訪れた90年代、そして2000年代も令和の若者たちには「エモい」とか。

こうしたレトロブームを受けて、ファッションも音楽もグルメも過去に流行したものが再び注目を集めている。

そこでカクラボ調査隊では、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、お酒のレトロブームを大調査。初めて飲んだお酒や懐かしの味についても聞いてみた。

7割以上がレトロブームを体感

まず、レトロブームを感じることがあるかどうかを聞いてみたところ、「とても感じる」は15%、「まあまあ感じる」は56%で、両者を合わせると71%となった。つまり、7割以上の人が、目下レトロブームが起こっていると感じており、もはやZ世代に限ったものではないことがわかった。

世の中でレトロブームを感じることはありますか。

では、どんなところにレトロブームを感じているのか。「とても感じる」と「まあまあ感じる」と回答した人を対象に複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのは「ファッション」で41%に上った。次いで、「お酒」29%、「音楽」24%、「商品デザイン」23%と続く。

どんなところにレトロブームを感じますか。 ※複数回答可

なかには、「昭和の熱気で心を満たそう。」をキャッチフレーズにした「西武園ゆうえんち」や、カプセルトイの「ガシャポン」など具体的に名を挙げる人もいた。

確かに、街中にはバブル期に流行った肩パッドやワイドパンツ、ジャケットにジーンズといったスタイルの若者たちを見かける。親世代が若い頃に着ていた服を子ども世代が自分らしく取り入れるという話もよく聞かれる。その根底にあるのは、「お洒落」という感覚もさることながら「もったない」にも通じた環境配慮もあるとか。サステナビリティという観点からも、レトロブームは幅広い世代に受け入れられているようだ。

全世代共通! レトロなお酒の御三家

レトロブームを感じさせるものとして「ファッション」の次に票を集めたのが「お酒」だが、カクヤスユーザーにとって昔懐かしいレトロなお酒は何なのか。

そこで、20代から60代以上まで幅広く聞いてみたところ、とりわけ多くの票を集めたのは、通称「だるま」こと「サントリーオールド」を筆頭に、ビアテイストの焼酎割飲料の「ホッピー」、浅草の老舗バーが元祖のブランデーをベースにした「電気ブラン」だ。

あなたにとって昔懐かしいレトロなお酒は何ですか。具体的に教えてください。

世代別でみると、20代は「まだ26歳なのでレトロなお酒は思いつかない」というコメントにあるように、自分自身にとってのレトロなお酒ではなく、レトロなお酒のイメージとして挙げている人が多かった。

30代では、「ホッピー」や「電気ブラン」と並んで票を集めたのが「赤玉スイートワイン」

「普段お酒を飲まない母親が、ごくたまに若い頃を語りながら懐かしそうに赤玉スイートワイン飲んでいたから」という思い出話も。

40代になると、「ザ・カクテルバー」や「アサヒカクテルパートナー」、「ピーチツリーフィズ」などカクテルを挙げる人もちらほら。

そして50代では圧倒的に「サントリーオールド」が多かった。

「二十歳になって初めて飲んだのがサントリーオールドのコークハイ。当時、親父の晩酌に付き合って大人の階段を登りました」と語る人もいれば、「サイドボードに入っていたお酒」とユニークな回答をする人も。昭和のお茶の間によく見られたサイドボードには決まってウイスキーが並んでいたようだ。

60代以上もウイスキーの名を挙げる人が多く、「サントリーオールド」はもとより、「トリス」、「レッド」、「スーパーニッカ」etc. 一方で、「大関」や「二級酒」といった日本酒を挙げる人もみられた。

世代によって昔懐かしいレトロなお酒はさまざまだが、「サントリーオールド」、「ホッピー」、「電気ブラン」は全世代共通であり、これら3品が「レトロなお酒の御三家」といえそうだ。

昔懐かしいお酒の思い出話は限りなく

今回、昔懐かしいお酒や初めて飲んだお酒についてのエピソード、忘れられない思い出などを募集したところ、さまざまなコメントが寄せられた。

みんなの懐かしのお酒エピソード

まずは、レトロなお酒の御三家について。
「初めて飲んだウイスキーがサントリーのだるまで、それからリザーブ、ローヤルとサントリーウイスキーにハマりまくった80年代。当時の大原麗子のCMも大好きでした」
「ホッピーの飲み方がわからず、焼酎を入れずに飲んでいた」
「まだ20代の頃、神谷バーで大人ぶって頑張って飲んだ電気ブラン。そんな自分がかわいかった」

背伸びして(?)飲んだお酒はほろ苦いようで…。とりわけビールは、若い頃には苦かったようだ。

「初めて飲んだ酒はビール。苦くて、なんで大人はこんなものをうまいと言って飲むのか理解できなかった」

「全然おいしくないと思ったのに、今はビールしか飲みません。好みがこんなに変わるとは自分でも意外です」

また、バブルの頃を連想させるコメントもみられた。

「コークハイ・カンパリソーダ・ディスコ」とキーワードのように挙げる人もいれば、「コンパでは、パブでコークハイをみんなでガブ飲みして盛り上がって、カラオケで歌って、ミラーボールも回っていて…。懐かしい思い出です」と語る人も。

一方で、キュンとしたりしみじみとさせられたりする思い出話も少なくなかった。

「妻と初めてバーで飲んだヴァージンバーボンが忘れられません。もう店はなくなってしまったけれど、30年経った今、その店の近くに住んでいます」 「実家を出て、はや35年余り。実家ではいつもキリンラガーを酒屋からケースで頼んでおり、親父とビールを飲むといえばラガーしか考えられませんでした。すでに親父は他界しましたが、いまだに居酒屋やスーパーで買って飲む時はラガーがあれば必ず飲みます」

お酒には、人生の一コマを豊かに彩る魅力がある。さて、あなたの昔懐かしいお酒は?


【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2023年1月17日(火)~1月22日(日)
【回収サンプル数】248

※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

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