お酒
果実味がギュッ!肉料理に合う!オーストラリアの超実力派赤ワインセット
2021/07/27
おいしいワインが飲みたい! でも、何をどう選んで良いかわからない…。
そんな悩める方のために、毎月、その時期にぴったりのワインを厳選し、飲みごたえ大満足のセットにしてみました。
なぜこれらを選んだのか?ワイン愛にあふれるスタッフがたっぷり語ります!
1.まさにボルドーワインと呼びたくなる1本!
今回はソムリエがおすすめのとっておきのオーストラリアのワインをご紹介いたします。果実味がギュッと詰まったフルーティーで濃厚な赤ワインなので、苦みは少なめで苦い赤ワインが苦手な方にも飲みやすいのが魅力です。
「オーストラリア? 赤といえばボルドーやブルゴーニュでしょ」とあなどるなかれ。今回のセットに入っている「ヤーリングアップ レゼルブ カベルネ・メルロー」なんて、ブラインドで飲んだらオーストラリアのワインだとは分からないかも!?。熟したカシスやブラックベリーにクミンなどのスパイスが混じった複雑な香りと、ジューシーで濃縮感のある味わいは、まるでボルドーのワイン!?強いて違いを挙げるなら、かすかにユーカリやミントの香りが感じられること。これはオーストラリアワイン全般にいえることですね。そもそもワインは農産物なので、同じつくりをしても、土地の香りがそこはかとなく現れてくるのです。
そんなオーストラリアワインのもうひとつの特徴といえば、樽熟成が多いこと。樽で熟成させると、樽の香りがワインに移り、より味わい深くなるのです。「ドッグ・リッジ ザ・パップ シラーズ」もそのひとつ。ベリー系の果実が際立ち、フルボディで満足感のある味わい。しかも、フルボディで満足感のある味わいが長い余韻をもたらします。
「日本で飲もう最高のワイン2017」(※1)でゴールド賞を受賞したのも納得。今回の中では一番好みでした。デパ地下で購入した「赤いベリーソースのパンプキンサラダ」と一緒にいただきましたが、ベリーソースとマッチして大満足でした!
ヤーリングアップ レゼルブ カベルネ・メルロー
- 原産国
- オーストラリア マーガレット・リヴァー
- 種類
- 赤、ミディアム~フルボディ
- ブドウの品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
ドッグ・リッジ ザ・パップ シラーズ
- 原産国
- オーストラリア マクラーレン・ヴェイル
- 種類
- 赤、辛口
- ブドウの品種
- シラー
2.SNS映えする斬新なラベルに大注目!
今回、SNS映えするラベルのワインが多いのですが、なかでも目を引くのは「ワインメーカーズ」の2本。どちらも同じワイナリーのワインです。「ワインメーカー」とは「醸造家」という意味であり、つまり「ワインメーカーズ・ノート」とは「醸造家のノート」。醸造家がワインづくりのためにあれこれ書き込んだノートがそのままラベルになったというわけです。
ちなみに、「BATCH104」や「BATCH108」などとラベルに書かれていますが、これはワインの製造ロット番号のようなものです。
肝心の味わいですが、「BATCH104」のカベルネ・ソーヴィニヨンのほうは、飲み心地がやわらかくやさしい味わい。まぐろの刺身やまぐろのユッケ丼、メンチカツ(ソースをかけて)、すき焼きなど、こってりと甘みのある料理と相性抜群。ただし、刺身はサビ抜きで。わさび特有のツンとした辛みを濃厚な赤ワインに合わせるのは難しいのです。
一方、「BATCH108」のカベルネ・シラーズのほうは、スパイシーな香りでオーク樽由来のシルキーなタンニン。肉料理に合うしっかりとしたボディです。お肉をがっつり食べたいときのお供にぴったり。これからの季節、バーベキューにもおすすめの1本です。
どちらのワインも「日本で飲もう最高のワイン」(※1)の受賞歴があり、過去には大手航空会社のラウンジ用ワインに採用されたこともある高品質ワイン。飲む前からテンションが上がりますね♪
ワインメーカーズ・ノート カベルネ・ソーヴィニヨン
- 原産国
- オーストラリア ビクトリア州
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン
ワインメーカーズ・ノート カベルネ・シラーズ
- 原産国
- オーストラリア ビクトリア州
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン
3.飲み比べに便利なスクリューキャップ!
先述の「ワインメーカーズ・ノート」のつくり手は、家族経営としてはオーストラリア最大規模のアンドリュー・ピース。このワイナリーが手がけたものは、オーストラリアのみならず、日本国内でも高く評価されています。いわゆる実力派のワイナリー。
「アンドリュー・ピース リパッソ・シラーズ」はイタリアの高級なあのアマローネのような味わいです。果実味ぎっしりで超濃厚。ダークチョコレートやエスプレッソを思わせる樽香にうっとり。チキンロールの甘タレと合わせましたが、ベストマッチでした☆
また、「ペンギンズ・キッス シラー」は果実味が詰まった濃厚な味わいで、やわらかいテクスチャー。サクラアワード(※2)では2019年にWゴールド賞を受賞した折り紙付きのワインです。ラベル中央のペンギンのカタチがよーく見るとハートマークになっているので、ちょっとしたギフトにもおすすめです♪
焼き鳥や魚の煮付けなど、甘辛系の和食にも案外合いますよ。
さて今回ご紹介したワインはいずれもスクリューキャップを採用。お庭やベランダでのBBQなど外に持って行くにも便利。もちろん、おうちで飲み比べするのにも重宝します。現地では自然環境保護の一環からコルクよりもスクリューキャップを使っているのだとか。そんな姿勢にも共感するオーストラリアワイン、ぜひトライしてみませんか。
※1 日本国内で手に入るすべてのワインの中から一番おいしいワインを、何の先入観も持たずに探してみようという新しい試みの品評会
※2 日本の女性だけによる国際ワインコンペティション
アンドリュー・ピース リパッソ・シラーズ
- 原産国
- オーストラリア ビクトリア州
- 種類
- 赤、フルボディ
- ブドウの品種
- シラー
ペンギンズ・キッス シラー
- 原産国
- オーストラリア ビクトリア州
- 種類
- 赤、ミディアムボディ
- ブドウの品種
- シラー