連載企画
ハイボール愛飲家のこだわりを大調査。真似したいおうちハイボールが続々と! ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情
2022/09/08
シュワッと爽快で飲みやすく、食事との相性も抜群のハイボールは家飲みでも外飲みでも大人気。まだまだ残暑が続く今の季節には、のどを潤すのにもってこいのお酒だ。
そんな老若男女に親しまれているハイボールを、カクヤスユーザーたちはどのように楽しんでいるのか。そこで今回は家飲みを前提に、“おうちハイボール”の魅力について聞いてみた。
9割以上が家飲みでハイボールを飲用
そもそもハイボールとは、アルコールをソフトドリンクで割ったカクテルのこと。日本では一般的にウイスキーを炭酸水で割ったものを「ハイボール」と呼んでいるが、本来はウイスキー以外のお酒でも、炭酸水以外の割材でも構わない。
実際、焼酎を炭酸水で割った「焼酎ハイボール」やブランデーのコニャックを使った「フレンチハイボール」、ジンジャーエールを割材にした「ジンジャーハイボール」や炭酸水にオレンジジュースを加えた「オレンジ・ハイボール」などもある。
そんな多様性に富んだハイボールを家飲みで飲むことがあるかをカクヤスユーザーに聞いてみたところ、「よく飲む」62%、「たまに飲む」31%で、なんと9割以上が家飲みでハイボールを飲用していることがわかった。
そうしたハイボール飲用者に、「市販のハイボール缶」と「自分で作るハイボール」のどちらが好みかを聞いてみたところ、大差をつけて「自分で作るハイボール」に軍配が上がった。
「同じウイスキーでも違う比率で割ったりすることで、よりおいしいハイボール、飲み方を探せるのが楽しい」「その日の体調に合わせて濃さを変える」という意見がみられたように、自分好みの味わいに仕立てられるのが「自分で作るハイボール」を支持する理由のようだ。
ウイスキーを選べるのが最大の魅力
そこで、家飲みでハイボールを飲むときの魅力について深掘りしてみたところ、最も多かったのは「ウイスキーが選べる」で73%に上った。
「月一で新しいウイスキーを買ってきて試し、自分の好きなウイスキーを見つけるのが楽しい」「今日はどのウイスキーでハイボールにしようかと考えている時間は飲んでいる時と同じように幸せな時間だと感じています」などの声があるように、ウイスキーを選べるところが“おうちハイボール”の醍醐味のようだ。
次いで票を集めたのが、「自分で味わいを調整できる」68%だった。
「お店で飲むよりも濃くして飲む」「週末は濃いハイボール」「一杯目は薄く、徐々にアルコール度を上げる」「炭酸水のほか、コーラやジンジャーエールも準備して気分に合わせて変えて飲む」など、アルコールの濃度や割材を自由に調整できることを挙げる意見が多数みられた。
自分で調整できるからこそ、健康にも考慮できるのが“おうちハイボール”の良いところ。それを伝えるコメントも続々。
「飲み過ぎてしまうので、炭酸水500mlを1本使ったら今日は終わりとルールをつくっている」「休肝日として時々ノンアルハイボール」「炭酸水は難消化性食物繊維入りのものにしています」etc.
ウイスキーだけでなく、炭酸水についても「強炭酸を使う」「レモン味の炭酸水で割る」などこだわりがみられた。
そこで、自宅に炭酸水メーカーがあるかを聞いてみたところ、「ある」と回答したのは全体の約2割で、その大半が「ソーダストリーム」という機種だった。「ソーダストリームの唯一の欠点、ガスシリンダーの購入もカクヤスから配達してもらえるようになり、ソーダストリームに変更。ペットボトルの廃棄量が激減しました」と喜ぶ声も。手間なくおいしく楽しめて、環境にもやさしければ言うことなしだ。
つくり方のこだわりは数知れず
今回、家飲みでハイボールを飲むときのこだわりや推し商品、おすすめのアレンジについて聞いてみたところ、想像を上回る多くの意見が寄せられた。
まず、推し商品については、ハイボール人気の火付け役、「角」はもちろんのこと、「ブラックニッカ ディープブレンド」などのお手頃価格のものから、「山崎」「白州」「響」といったプレミアム系までジャパニーズウイスキーを挙げる声が多かった。
一方で、「ジムビーム」や「ホワイトホース」「シーバスリーガル12年 ミズナラ」など日本でもおなじみの海外ウイスキーを推す声も。なかには、「アードベッグ」などクセのあるアイラウイスキーを支持する意見もみられ、さすがお酒好きが集まるカクヤスユーザーらしい結果となった。
飲み方については、まさに十人十色。自分流の飲み方を熱く語る人が続出。
「ウイスキーは冷凍庫で冷やす」「ジガーカップで必ず30mlを計る」「割合は必ずウイスキー1に対して炭酸水3」などウイスキーに言及したものもあれば、
「しっかり冷やしたグラスを使う」「うすはりグラスで」「真空コップを使えば最後まで炭酸がキツいまま」「雰囲気を味わうため必ずジョッキグラス」などグラスにこだわったり、「氷は市販のかち割りを使う」「透明な丸氷をつくる」「氷を多めに入れる」など氷に一家言があったり。
アレンジについては言うまでもなく。
「レモン」をはじめ、「ミントの葉」や「すだち」を入れたり、「キウイ、レモン、イチゴなど季節のフルーツ」や「ガムシロップを少し」を加えたり。なかには、「オーソドックスなウイスキーにはスノースタイルに、少しだけ砂糖を混ぜたり、アイラ系には胡椒を含ませたり、土地ごとの特色でアレンジも変えています」という強者も。
さらには、「燻製のつまみならスモーキーなウイスキーを選ぶ」「駄菓子屋で買うお菓子が結構合います」など、おつまみについて語る人も。このほか、ステアの仕方にこだわる人もあり、おうちハイボールの世界は限りなく奥深い。
こうした愛飲家たちの飲み方をヒントに、あなたも自分好みの1杯を見つけてみては?
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2022年8月8日(月)~8月11日(木)
【回収サンプル数】851
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※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。