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お酒好きに直撃。値上げの嵐!!それでも「節約しない!」は37% ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2022/09/22

酒類値上げでも愛飲家の37%は「節約しない」! その理由とは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2022年秋は値上げラッシュ! 不安定な社会情勢の影響による原材料の高騰や円安、人件費の高騰などを受け、生活に密着した商品やサービスが軒並み値上げを強いられている。酒類も例外ではなく、10月1日から大手ビールメーカー4社が値上げすることを表明している。

この非常事態に愛飲家たちはどう対応するのか。そこで、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に本音を調査。あわせて、値上げに向けた節約術も聞いてみた。

酒類値上げでも55%は「買い置きしない」

記録的な猛暑の夏が過ぎ去り、ようやく秋めいてきた今日この頃。過ごしやすくなったと思いきや、今度は記録的な値上げの嵐が待ち構えている。なかでも、食品分野の値上げは止まるところを知らず、とうとう酒類にも影響が及んでいる。

お酒が好きな愛飲家たちは今回の値上げをどう思っているのか。複数回答可でその思いを聞いてみたところ、最も多かったのは「今の状況なら仕方がない」55%で、「断じて許せない」3%を大きく上回った。

10月1日から大手ビールメーカー4社が揃って値上げに踏み切りますが、酒類の値上げについてどう思いますか。※複数回答可

「世界的にインフレですし、もはや値上げはやむなしではないでしょうか」というコメントもあり、昨今の状況を冷静に見ているようだ。

なかには、「嗜好品なので仕方がないです。おいしいものなら、見合った対価を払うべきだと思います。安く買えればいいとは思いません」「値上げはきちんと従業員に還元されれば、社会全体に還元されるものなので、正当な値上げはむしろ望ましい」など、作り手のことを慮る意見もみられた。

もちろん、「悲しく、残念に思う」と回答した人も多く、51%に上った。「給料も上がらないのに物価だけ上がるのが悲しい」「税率を下げて欲しい」と訴える声も。

こうしたなか、10月からの値上げに備えて事前に酒類を買い置きするかどうかを聞いてみたところ、買い置きを「する」派は45%、「しない」派は55%で、「しない」派が10ポイント上回った。

10月からの値上げに際し、事前に酒類を買い置きしますか。

「買い置きするよりは、鮮度の良いものを飲みたいから、その都度買っていきたい」という意見もあり、価格に左右されない一面もみられた。

節約するなら「飲む頻度を減らす」

今回の酒類の値上げに対しては「やむを得ない」と容認しているものの、実際に値上げされたら、愛飲家たちは家飲みでのお酒の費用を節約するのだろうか。

結果は、「節約しない」が最も多くの票を集めた。だが、「節約しない」の37%に対し、「節約する」は31%、「そのときになってみないとわからない」が29%とそれほど大きな差はなく、意見は割れた。

酒類が値上げしたら、家飲みでのお酒の費用を節約しますか。

「値上がり金額によって判断する」という意見もあり、様子見の人も多いのかもしれない。

では、「節約する」派はどのように節約するのか。複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのは「飲む頻度を減らす」52%だった。次いで「1回当たりの飲む量を減らす」と「セールになったときにまとめ買いをする」が同率の39%、「これまで飲んでいたお酒よりも価格の安いものを買う」33%と続く。

どのようにお酒の費用を節約しますか。※複数回答可

「家族に迷惑をかけてまで出費を増やせないので、支出が増えないように工夫していきたい」「家計に負担がかかるようになったら、最初に減らすことを考えます」「毎日飲んでいますが、値上げ後は特別な日に飲むようにします」という声もあり、やはり値上げは愛飲家たちにとっても痛手であることは間違いないようだ。

お酒は人生の「良きパートナー」

今回、愛飲家たちにとってお酒はどんな存在なのかを聞いてみたところ、名言ともいえるコメントが多数寄せられた。

あなたにとってお酒はどんな存在ですか。ぜひ率直な思いをお聞かせください。

まずは、「一日の疲れを癒やしてくれる存在」「一日の締めに必要なもの」など、「仕事終わりの癒やし」としてとらえているコメントが多く目立った。

確かに、「ストレス解消」は重要なキーワード。 「夕食に家族が揃って乾杯し、お酒を飲みながら一日の出来事を話して、ストレスを解消しています」という人も。

一日の終わりにお酒を飲むことで、生活にメリハリを付けている人は多い。

「仕事からプライベートへ気持ちを切り替えるスイッチのようなもの」「気持ちをオフにしてくれる大事なもの」というコメントにそれが現れている。

また、「コミュニケーションツール」という人も少なくなかった。「コミュニケーションの円滑化にも貢献するサポーター」「家族との団らん、仲間との潤滑油」など、「なるほど!」と膝を打ちたくなるようなワードが続々。

一方では、「楽しみ」と表現する人も少なくなかった。「日々の楽しみ」「毎日の楽しみ」「週末の楽しみ」さらには「人生の楽しみ」という人も。

「人生」を軸にお酒を語る人も多く、「人生の友」「楽しい時も悲しい時もいつも一緒にいる親友」など、お酒はかけがえのない「パートナー」のようだ。

それゆえ、「値段が変わっても今の生活を変える予定は一切ありません」など、値上げに屈しない姿勢を見せる人も多々。

「お酒はとてもおいしくて面白くて楽しくさせてくれて、きちんとしたものであれば歴史や文化を感じさせてくれる素晴らしいもの。何が起きても上手に付き合っていきたい」

この言葉に愛飲家たちの思いが凝縮されている。さて、あなたにとってお酒はどんな存在?


【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2022年9月1日(木)~9月4日(日)
【回収サンプル数】525

※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

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