連載企画
【母の日目前調査】母親の呼び方は?母とのサシ飲み話、あれこれ ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情
2022/04/21

2022年の「母の日」は5月8日。コロナ禍が続く今、「遠方で暮らす母になかなか会えなくて…」という人も少なくないだろう。
こんなふうに人前では「母」と呼ぶものの、本人を目の前にすると「おかあさん」だったり、「ママ」や「おふくろ」だったり、家庭によってさまざま。
そこでカクラボ調査隊では、「母の日」の特別企画として、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に母親の呼び方について大調査。あわせて、今だからこそ母と話したいコトについても聞いてみた。
大人は「おかあさん」が多数派
今回アンケートに協力してくれたのは20代から60代のカクヤスユーザーで、回答者の平均年齢は47.9歳だった。
まず、母親と面と向かったとき、普段どう呼んでいるかを聞いてみたところ、最も多かったのは「おかあさん」で45%、次いで「かあさん」が12%だった。
一般に、小さい子どもには母親のことを「ママ」と呼ばせることが多く、「ママ友」や「子育てママ」などのように「ママ」を使った言葉も暮らしに浸透している。だが、今回のアンケートでは「ママ」と呼ぶ人は少なく、8%にとどまった。
男性に多いと思われる「おふくろ」は7%、関西圏で馴染みのある「おかん」は5%、昭和の香りがそこはかとなく漂う「おかあちゃん」は4%だった。

自分に子どもが生まれたのをきっかけに呼び方を変えるケースもあるようで、「おばあちゃん」や「ばぁば」など孫の視点で呼ぶ人も一定数いた。呼ばれ方が変わったことで、当のご本人はどう思っているのか…。気になるところだ。
ユニークな呼び方として、母親の下の名前に「さん」付けするほか、「母(はは)」や「母上」、「あだな」で呼ぶという人も。その家ならではの呼び方があるようで興味深い。
大人になって呼び方を変える人が半数近く
次に、物心がついてから、母親に対する呼び方は変わったかどうか聞いてみた。「変わった」と回答した人は半数近くの49%、「変わらない」は51%だった。

「変わった」と回答した人になぜ変えた(変わった)のか、その理由を複数回答可で聞いてみた。
ダントツで多かったのは「以前の呼び名では子どもっぽいと感じたから」で45%に上った。今回のアンケートで「ママ」と呼ぶ人が少なかったのも、これで説明がつく。
次いで多かったのは「なんとなく気分で」23%、そして「とくに理由はない」18%と続く。「コレ!」といった明確な理由はないものの、大人になるにつれ、これまでの呼び方が馴染まなくなったり、周囲からの影響もあったりして、「変えてみよう」と思い至ったのだろう。「自分に子どもが生まれたから」と回答する人は13%だった。

なお、今回のアンケートでは「母親からの希望があったから」と回答する人はいなかった。孫が誕生すると、「おばあちゃん」と呼ばれたくないために、自分の好みの呼び方を孫に教える人もいるが、母であるときはそのような希望はないようだ。
“サシ飲み”の話題は感謝、恋バナ、思い出話
今回、これまでに母親と“サシ飲み”したことがあるかどうかも聞いてみた。父親の場合、子どもと一緒にお酒を飲むシーンは映画やテレビドラマ、CMなどでよく描かれているが、母親の場合はそうとは言い難い。

一方で、「母のモテた話」や「若い頃の恋愛のこと」など、お酒があるからこそ、テンションも上がって母の“恋バナ”を聞いてみたい人もいれば、「自分の赤ちゃんの時のエピソード」や「自分が生まれた頃の話」など子どもの頃の思い出を語り合いたいという人もいる。

そうしたなか、「もう亡くなってしまったのでかなわない夢ですが、昔話をメインに、子どもの頃には話せなかったことなども織り交ぜて楽しく飲みたいと思います」と回答する人もいて、元気なうちにいろんなことを話しておきたいと思わされる。
「コロナ禍で2年くらい会えていないので、たわいもないことをだらだらと話したいです」と回答する人もいたが、まさにそのとおり。今年の「母の日」は母親と“サシ飲み”しながらあれこれ会話を楽しんでみてはどうだろう。
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2022年3月24日(木)~3月27日(日)
【回収サンプル数】191
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。