連載企画
愛飲家の約8割に「My 二日酔いメシ」あり!究極の「二日酔いメシ」とは?― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情
2023/01/05
この年末年始は久しぶりに家族や仲間と集まってにぎやかに飲んだり食べたりした人も多いことだろう。中には、ついつい度が過ぎて二日酔いになってしまった人もいるのでは?
そこで今回は、これまでに幾度となく二日酔いを経験してきたであろう愛飲家たちに直撃アンケート! カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、「二日酔いメシ」について聞いてみた。これを知れば、もう二日酔いは怖くない?!
愛飲家の約8割に「My二日酔いメシ」あり
一度でも二日酔いを経験した人なら、その不快感はよくわかるハズ。頭痛や吐き気、おう吐、喉の渇きなどの症状は言うまでもなく、あまりのツラさに「もうお酒はやめる!」と思うほど。だが、またうっかり飲み過ぎてしまい、そんな症状に陥ってしまったら、さてどうする?
そこで、二日酔いの症状を和らげるために決まって食べるものや、無性に食べたくなるものを「二日酔いメシ」と名付け、愛飲家たちはどんな二日酔いメシを食べて、二日酔いの解消を試みているのかをリサーチした。
まず、これまでに二日酔いを経験した人の割合を調べてみたところ、93%が「ある」と回答。興味深いことに、1年半ほど前に実施したアンケート調査(※)においても、その割合はほぼ一緒だった。今回と前回とでは回答者の属性も人数も異なることを踏まえると、お酒を飲む人の約9割は二日酔いを経験しているといえるだろう。
次に、こうした二日酔い経験者に対して、二日酔いの時に食べる「二日酔いメシ」はあるかを聞いてみた。なお、サプリメントや栄養ドリンクは「二日酔いメシ」の定義からは除いた。
結果はなんと76%が「ある」と回答。愛飲家は二日酔い対策として「My二日酔いメシ」を決めていることがわかった。
※ 調子に乗って“自爆派”が86.6%!気になるみんなの二日酔い対策とは ― カクラボ調査隊 参照
味噌汁以外にカレーやラーメンも?!
では、愛飲家の「My二日酔いメシ」は具体的にどんなものなのか。その理由も含めて、複数回答可で聞いてみたところ、ダントツで票を集めたのは「味噌汁」だ。
「いろいろ試した結果、味噌汁が一番良かった」
「ひとまず気持ちが落ち着くので」
味噌汁の中でも「しじみ」と指定する意見は少なくなかった。
「しじみの味噌汁は二日酔いに効くと親から言われ、確かに食べると回復が早い気がする」
「しじみに含まれるオルニチンが良いと聞いたから」etc.
次いで票を獲得したのは、「うどん、そば」。僅差で「スープ」「お茶漬け」が続く。これらはいずれも「あっさり」「さっぱり」「おなかにやさしい」がキーワード。「本当は食べたくはないが、何かおなかに入れないと回復しないから食べる」といった消極的な理由が見え隠れする。
この対極にあるのが、「ラーメン」に代表されるがっつり&こってり系。少数派ではあるものの、無性にこうしたものが食べたくなるようだ。
「なぜか食欲が爆発して、濃い味のラーメンが食べたくなります」
「二日酔いの度合いにもよるが、ジャンクフード系を特に食べたくなる」
「カレーライス」にいたっては、スパイスの効能を語る熱烈ファンが少なくない。
「ウコンが入っていて症状が軽減するから」 「スパイスで血流が良くなり、二日酔いが早く治る気がする」 「パンチの効いた辛さで大汗をかいて、全身の毛穴を開き、邪気を払います」etc.
ほかには、「梅干し」「梅おにぎり」「卵かけご飯」という声も。
アンケート結果から見えてくるのは、愛飲家にとって二日酔いメシの王道は「味噌汁」であり、特に「しじみの味噌汁」が最強。
これを軸に、片やさっぱり系の麺類とお茶漬け、片やがっつり&こってり系のラーメンとカレーライス。まさに両極端に分かれるようだ。
わが家の二日酔いメシを教えます!
今回、二日酔いメシに関する思い出を聞いてみたところ、さまざまなエピソードが寄せられた。
まずは、その食べ物が二日酔いメシとなったきっかけについて。 「外国で二日酔いになり、味噌汁やおにぎりがないため、ホテルの朝食のオレンジなら食べられそうと思い、食べてみたらなんかすっきりしてきた! 以来、オレンジジュースを飲むようにしています」
「韓国に駐在していた時、現地スタッフと二人で焼酎7本を飲んで翌日ダウンしていたら、そのスタッフから『プゴックッ』と呼ばれる干し鱈スープを教えてもらいました。干し鱈スープは肝臓の機能を助ける働きがあるとされていて、現地では二日酔いに効くといわれているとか。実際、昼には復活して再び飲みに行きました。帰国後、『プゴックッ』のフリーズドライを見つけたので常備しています」
二日酔い対策も、郷に入れば郷に従え。韓国グルメが大人気の今、「プゴックッ」は要チェックかも。そして、これぞ荒療治の方法もご紹介。
「二日酔いを治すなら、究極の辛い、苦い、酸っぱいなどのモノで治ると教わり、いろいろ試した結果、わさびの海苔巻きをお寿司屋さんで頂くとホントにすぐに回復しました」
また、ほっこりとした家族愛の感じられるエピソードも寄せられた。
「初めて日本酒を同僚と外で飲んだ時、次の日に二日酔いになってしまった。母親が心配してしじみ汁を作ってくれて、飲んだら調子がよくなった。以来、冷凍しじみを二日酔いになりそうな予感がする飲み会前に用意している」
「昔、忘年会で飲み過ぎた翌朝、カミさんが作ってくれたきつねうどんが身に沁みました。それ以来、飲み会の翌朝は『うどん』一択です」
ここぞという時の二日酔いメシだが、できればそれに頼らず、お酒は楽しくいただきたいもの。愛飲家の皆さま、年初からくれぐれも飲み過ぎないように。
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2022年12月6日(火)~12月11日(日)
【回収サンプル数】283
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。