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光熱費値上げでも「お酒の費用を節約しない」45%! 愛飲家の秘策とは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2023/04/06

光熱費が上がっても「お酒の費用を節約しない」45%! 愛飲家の秘策とは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

物価高騰に加え、電気代やガス代といった光熱費も値上げが続く昨今。政府による負担軽減策が実施されているが、世の中の情勢を考えると、今後も値上げは続くと思われ、ついため息が出てしまう人は少なくない。

そこでカクラボ調査隊では、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、家計の見直しや節約術について緊急調査! 家飲みのお酒の費用をどう捻出するかについても聞いてみた。

節約するなら「食費」より「水道光熱費」

昨年来、食品も日用品もさらには光熱費も値上げが相次ぎ、家計への影響は計り知れない。無駄遣いをなくすべく、家計を見直す人もいることだろう。

そこで、物価高に加え、光熱費の値上げに際し、家計を見直すかどうかを聞いてみた。結果は、「見直そうと思っている」が42%で、「見直す予定はない」の23%を大きく上回った。

物価高に加え、ここ最近の光熱費値上げに際し、家計を見直しますか。

また、「すでに見直している」と回答した人も多く、全体の25%を占めた。つまり、4人に1人はすでに家計を見直したことになる。これに「見直そうと思っている」の42%を加えると67%に達し、「家計見直し」派は7割近くに上った。いかに昨今の値上げラッシュが“待ったなし”の深刻なものであるかがうかがえる。

次に、節約するなら、何を節約するかを複数回答可で全員に聞いてみたところ、最も多かったのは「娯楽費」で54%、次いで「水道光熱費」52%、「食費」46%、「服飾費」40%、「日用品」31%と続く。

節約するなら、何を節約しますか。※複数回答可

動画配信サービスやネットショッピングなどオンラインサービスが暮らしに定着した今、「通信費」を節約すると回答した人は20%にとどまった。コロナ禍をきっかけにデジタル化が進んだことで、通信費は節約しがたいものになっている。

一方で、「その時に減らせそうなものを減らします」や「最も効果の高いカテゴリーを検討中」といった声もあった。

節約といえば「食費」が真っ先に浮かびがちだが、今回のアンケートでは「水道光熱費」のほうが上回っており、光熱費が値上げするなら、光熱費を抑えるという結果になった。

物価高でも大好きなお酒は「節約しない」

そもそもカクヤスメールマガジンに登録しているユーザーは、お酒が好きという愛飲家が多い。以前、お酒はどんな存在なのかをアンケート調査したところ(※1)、「一日の疲れを癒やしてくれる存在」や「人生の楽しみ」と回答する人が多く、「楽しい時も悲しい時もいつも一緒にいる親友」といった名言もあった。

そんなかけがえのない存在のお酒だが、光熱費までもが値上がりするなか、愛飲家たちは家飲みでのお酒を節約するのだろうか。

結果は、「節約しない」が45%で「節約する」31%を14ポイントも上回った。

光熱費が値上げしたら、家飲みでのお酒の費用を節約しますか。

実は、同じ質問を2022年9月に実施した「酒類の値上げに関するアンケート」でも聞いている(※1)。そのときも、「節約しない」が「節約する」を上回った。ただし、その差は今回よりも小さく、7ポイントだった。

2回のアンケートの回答者がまったく同じというわけではないので、比較することはできないものの、「物価高でも大好きなお酒は節約しない」という強い姿勢が見て取れる。

では、「節約する」と回答した人は、どのようにお酒の費用を節約するのか。複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのは「飲む頻度を減らす」で49%、次いで「1回当たりの飲む量を減らす」47%だった。

どのようにお酒の費用を節約しますか。

この質問も、先ほど同様、2022年9月に聞いているが、結果は大きく変わらない。最も多かったのは「飲む頻度を減らす」で52%、次いで「1回当たりの飲む量を減らす」と「セールになったときにまとめ買いをする」が同率で39%だった。

結局のところ、お酒が値上げしても光熱費が上がっても、お酒を節約することはなく、節約したとしても飲む頻度を減らすというもの。愛飲家にとって「飲まない」という選択肢はない、ということがわかった。

※1  参考:お酒好きに直撃。値上げの嵐!!それでも「節約しない!」は37% ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

値上げラッシュでもお酒を楽しむ秘策とは

今回、値上げラッシュの今だからこそ、お酒を楽しむために実践していることを募集したところ、さまざまなアイデアが寄せられた。

値上げラッシュでもお酒を楽しむアイデア

「安くてうまい酒を探す」
「安売り量販店でのまとめ買い」
「安く作れるうまいおつまみの勉強」

などの「安さ」を追求した正攻法はさることながら、「家飲みを楽しむ」ことにフォーカスした回答が目立った。

「気に入ったグラスで飲む」
「お酒とシチュエーションによってグラスを選ぶ」
「YouTubeの料理動画やいろいろな酒造メーカーなどが掲載しているおつまみのレシピを実践して、家飲みを楽しんでいます」
「この物価高の中、健康に良いキノコ類は価格が安定しており、キノコを使ったおつまみをたくさん作って楽しんでいます」

これらはどれも実践しやすいので、ぜひ参考にしたいところだ。 なかには、ちょっとユニークな方法を取り入れている人も。

「ワインもビールも割って飲む。体にもいいし、家計も助かります」
「良いお酒と安いお酒をブレンドして新たな味を創出しています」
「ネットなどのキャンペーンで、無料でお酒が当たるものに応募しています」

一方で、「今まで通り、あまり考えず楽しく飲む!」「しっかり働いてお酒代を稼ぎ、楽しく飲みます」と豪語する人も。

また、時代の流れもあってか、こんなノンアルコール推奨の意見も見受けられた。

「お酒を飲まなくても楽しめる方法を模索してもいいかと思います。私の周りではお酒を飲まない方が増えてきたので、自然と私もお酒を飲む機会が減り、ノンアルコールを自発的に選ぶ機会が増えてきました。今後はノンアルコールカクテル=モクテルの需要がさらに加速するかと思います」

それにしても、愛飲家たちの回答には、「なるほど!」と納得するものが多い。 「食べるものも飲むものもゆっくりと味わうようにしている」のアイデアはまさにそう。これならば、食べ過ぎず、飲み過ぎず、お酒を楽しむ時間を有意義に過ごせそうだ。ぜひ今日から取れ入れてみては?


【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2023年3月13日(月)~3月16日(木)
【回収サンプル数】250

※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

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