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ビールファンも大満足!あえて糖質ゼロビールを選ぶ理由 ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

2021/07/29

ビールファンも大満足!あえて糖質ゼロビールを選ぶ理由 ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

健康志向の高まりを背景に、さまざまな糖質ゼロ商品が出回っているが、ついにビールにも登場! キリンビールの「一番搾り 糖質ゼロ」とサントリーの「パーフェクトサントリービール」だ。外出自粛によるコロナ太りもあってか、いずれも売れ行き上々だが、こうした「糖質ゼロビール」についてお酒好きな方たちはどう思っているのか? カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、その本音を聞いてみた。

なぜ糖質ゼロビールが注目されるのか

なぜ糖質ゼロビールが注目されるのか

そもそも糖質に着目した酒類に「機能系ビールテイスト飲料」がある。「淡麗グリーンラベル」や「金麦 糖質75%オフ」「クリアアサヒ 贅沢ゼロ」などがその代表例だが、これらは「発泡酒」や「新ジャンル」に分類され、酒税法上は「ビール」ではない。

ビールに馴染みのない人にとってはちょっとわかりにくい話になるが、ビールの主原料である麦芽をどのくらい使用しているか。また、ビールの味を調整し、香味に特徴を与える副原料に何をどのくらい使っているかによって、日本では「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」の3つに分類している。

それぞれ酒税の税率は異なり、現在はビール>発泡酒>新ジャンルの順。そのため、1本あたりの価格が安いのは「第3のビール」とも呼ばれる新ジャンルで、「ビール」は最も高い。

※ 2026年10月1日より、ビール、発泡酒、新ジャンルの税率は一本化される。

さて、発泡酒や新ジャンルには糖質ゼロの商品があるのに、なぜビールには糖質ゼロがなかったのか。理由は簡単。ビールには麦芽が多く含まれているからだ。麦芽はビールの主原料であり、おいしさを左右する重要なものだが、含まれる糖質量が極めて多い。つまり、「ビール」という定義で、おいしさを担保しながら、糖質をゼロにするのは至難のワザ。

ところが、これを成功させたのが、キリンビールの「一番搾り 糖質ゼロ」とサントリーの「パーフェクトサントリービール」。まさに待望の糖質ゼロビールなのである。

お酒好きな方の約6割が「味に満足」

こうした事情を理解している人はどのくらいいるのか。そこでまず、「糖質ゼロビール」と「機能系ビールテイスト飲料」の違いを知っているかを問うたところ、さすが酒をよく知るお酒好きな方、「大体理解している」が40.9%で最も多く、「きちんと理解している」と合わせると、半数以上が両者の違いを知っていた。

「糖質ゼロビール」と「機能系ビールテイスト飲料」の違いを知っていますか。

しかも、7割近くの人がこれまでに「一番搾り 糖質ゼロ」または「パーフェクトサントリービール」を飲んだことがあった。

「一番搾り 糖質ゼロ」や「パーフェクトサントリービール」を飲んだことがありますか。

では、どんな理由で糖質ゼロビールを飲んだのか。複数回答可で問うたところ、最も多かったのは「ダイエットのため」だった。その次に「新商品だったから」、「血糖値が高いなど、健康上の理由から」と続く。やはりお酒好きな方も、いや好きだからこそ、健康にはとくに気遣っているのかもしれない。

どんな理由で「一番搾り 糖質ゼロ」や「パーフェクトサントリービール」を飲みましたか。※複数回答可

実際、飲んでみてどうだったのか。その本音を探ってみたところ、味に満足している人は6割を超えた。そのうち、継続して飲用している人に聞いてみると、ビールから糖質ゼロビールに切り替えた人も少なくなかった。とかく糖質オフ・ゼロというと、「味が薄い」「人工感のある味」といったイメージがもたれがちだが、「一番搾り 糖質ゼロ」や「パーフェクトサントリービール」においては、お酒好きな方たちも納得する味に仕上がっているといえそうだ。

「一番搾り 糖質ゼロ」や「パーフェクトサントリービール」を継続して飲用していますか。

ちなみに、「一番搾り 糖質ゼロ」と「パーフェクトサントリービール」でどちらが好みかを問うたところ、「一番搾り 糖質ゼロ」に軍配が上がった。だが、「軽い口あたりなら『一番搾り 糖質ゼロ』、飲みごたえが欲しければ『パーフェクトサントリービール』と、その時の希望で選べるのも良い」と両方を讃える声も。どうやらお酒好きな方は飲み分けが得意のようだ。

罪悪感なく飲めることが後押し

今回、糖質ゼロビールについて正直なところどう思うかを募集したところ、味を絶賛する回答が相次いだ。

「通常のビールと遜色ないと感じます。知人にも勧めたところ、やはりおいしいとのことでした」「ビールが糖質ゼロになってうれしい。発泡酒や第3のビールの糖質カットとは全然違う」「ビールや機能系ビールテイスト飲料よりも、糖質ゼロビールが飲みやすくておいしい。何年もかかって開発した技術者の方々に感謝」etc.

もちろん、「健康上の理由がなければ、ビールのほうを飲む」という回答もあった。だが一方で、「糖質制限しているのでビールは敬遠していたのですが気兼ねなく飲めるようになった」「糖質の有無を気にして、チューハイやサワー、ノンアルコールビールなどに切り替えた人は多いと思うので、糖質ゼロビールはまたビールへ戻るきっかけをくれたと思う」と前向きに捉える人も。

さらには、「軽い飲み口で夏場は最高。冬に向けて別な飲み口の商品ができたらうれしい」「より濃厚で高級感があるものが出てきてほしい」「各メーカーはどんどん挑戦して欲しい」といった要望も。

ちなみに、糖質ゼロになって欲しい食品や飲料について聞いたところ、「ラーメン」「日本酒」「ワイン」といろいろ挙がるなかで、「アサヒ スーパードライ」という回答もちらほら。微アルコールビールの「ビアリー」が好調なアサヒビール、お酒好きな方たちの思いに応えて糖質ゼロビールにもチャレンジするか? 大いに期待したいところだ。


【調査方法】インターネット調査
【調査対象】カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
【調査期間】2021年6月29日(火)~7月4日(日)
【回収サンプル数】1,412

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